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金色に染まる河川敷、並んで歩く影ふたつ。
前奏曲を終えてなお、歌い始めはおぼつかなかった。
響いて、燃やして、解いて、光って。音を重ねたその先で。
やっとの思いで掴んだものは、宝石なのかガラスなのか。
自分じゃ見定められないけれど、掴んだことを誇りに思おう。
もうじき夜がやってくる。今度はきっと、羽ばたいていける。
小さくて頼りない、それでも確かに輝くものが、この道を照らしてくれるから。